こんにちは。理系科目担当の佐々木です。
今回は計算時間の短縮がもたらす効果について話していきたいと思います。
まずは次の例を見てください。
(問) たて25cm、横14cm、高さ18cmの容器に一定の割合で水を入れると21分間でいっぱいになりました。1分間に入れた水の量は何cm³ですか。
25×14×18を計算して入れる水の量を求め、それを21で割って答えを出すのが一般的ですが、25×14×18÷21という1つの式を分数の形で表し、約分してから解けば、暗算でも解けるカンタンな式なので、あっという間に計算することができます。
このように、ひと工夫することで計算がずいぶんラクになったり短時間で答えが出せたりする場面は至るところにあります。ですから、もっとラクに計算できないかという意識をいつも持っていてほしいものです。
ところで、計算時間を短くする努力をするとどんな良いことがあるでしょう?
◇計算ミスが減る!
「ラクに計算できる=計算がカンタン⇒ミスが起きにくい」。これが最大の効果と言えるでしょう。算数・数学の要である計算に強くなることはかなり強みです。
◇宿題が早く終わる!
一問あたりは少しの時間節約だとしても、それがいくつも集まればいつもより早く終えることが可能になります。早く終了した分、時間を自由に使えます。
◇難問を考える時間が増える!
特にテストに効果を発揮しますが、計算時間を短くできた分、別の難しい問題を考える時間を増やすことができます。他の人に差をつけるチャンスが増えます!
◇見直しの時間がとれる!
問題によってはもう一度解き直す時間もとれ、特にテストではやらかしたくないケアレスミスを防ぐ時間を確保しやすくなります。
いくつかおもな効果を挙げてみましたが、良いことばかりです。得することばかりです。ですから、くり返しになりますが、生徒のみなさんには速くラクに計算することをいつも意識して問題を解いてほしい、本当にそう思います。
これからも授業のいろんな場面で計算テクニックをたくさん教えていきます。しっかり勉強して、どんどん自分のものにしていってくださいね!
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