こんにちは。
光の泉北校校長の松永です。
今回は年号暗記が苦手な人に向けて、アドバイスを2つ書いていきます。
☆どのくらい詳しく暗記すればよいのか?
「出来事が起こった年が覚えられない」「年号を覚えるためのいい語呂合わせを教えてほしい」という生徒の声をよく聞きます。暗記が苦手な子にとって、年号暗記は大変だと思います。しかし、実は高校入試で年号を直接答えさせる問題はほとんど出ていません。
だから年号暗記は必要ないということではなく、しっかり覚えておけばすんなり解ける問題も出されています。実際に入試問題の一部を見てみましょう。
アは義和団事件で1900年、イの日英同盟は1902年です。ウは三国干渉のことで1895年の出来事です。よって答えは、ウ→ア→イとなります。これらの「義和団事件」「日英同盟」「三国干渉」はすべて学校教科書に太字で載っている出来事です。
⇒「教科書に太字で登場している出来事の年号は覚える!」ようにしましょう。
☆出来事を整理し、大きな流れを理解する
さて、「教科書の太字レベルの出来事の年号を覚えればよい」と書きましたが、暗記が苦手な人にとってはそう簡単なことではないでしょう。そんな丸暗記の苦手な人にぜひ意識してほしいことがあります。それは「出来事を整理し、流れで理解する」という意識を持って歴史の勉強をするということです。
もう一度、先ほどの入試問題を例にとってみましょう。ア~ウの出来事はすべて「日本が日清戦争後に日露戦争へと向かっていく」という大きな流れのなかにあります。以下は、日清戦争後から日露戦争までの流れをまとめたものです。青字が今回例に挙げたア~ウの出来事です。
このように「出来事を整理し、大きな流れを理解するようにまとめる」のにはある程度時間がかかります。しかし、時間をかけて理解したことは思っている以上に記憶に残ります。「大きな流れ」を理解しておけば、細かく年号を覚えていなくても「年代並べかえ問題」を解くことができます。年号の丸暗記が苦手な人は、「流れの理解」に重点を置いて勉強してみてください。
☆まとめ
年号暗記が苦手な人は次の二つをぜひ実践してみましょう!
1.教科書の太字で書かれている出来事の年代は覚えるようにする。
2.「出来事を整理し、流れで理解する」という意識をもつ。
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