こんにちは。理系科目担当の佐々木です。
今回は、算数の問題を例に、小学生の指導方針について少しお話したいと思います。
まずは「和差算」の実例を見てください。
(※和差算…いくつかの数量の和と差が与えられ、それらを元にそれぞれの数量を求める問題。)
◇線分図をかいて解いていきます。
①まず、問題文中の数を表します。
②次に、線分図の長さをどちらか一方にそろえます。今回は長い方にそろえます。
ここまで線分図をかけば、800円が兄の入園料の2倍だということが分かり、兄の入園料は400円だと分かります。また、続けて弟の入園料はそれから150円を引いた250円であることも分かります。
どうですか? 方程式を使って解くことに慣れてしまった人ほど、「なるほどね」と思えるのではないでしょうか。
仮に、現在通ってくれている小学生に、中学で習う方程式を先取りして教えて解かせても、きっと子どもたちは理解してくれるでしょう。しかし、原則そうはしていません。光の泉の小学生には、中学受験用テキストを使って思考力を養うトレーニングを積んでもらっています。それは『思考力の高さ=容れる器の大きさ』と考えるためです。こうして岐高合格に向けて中学から始まる本格的な学習に備えています。
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