こんにちは。講師の近藤です。
前回は、物語文における心情を問う問題について、気を付けるべき点を紹介しました。今回は、論説文読解で意識すべきことを紹介していこうと思います。
【Check Level1】逆接の言葉に注目!
文章には、「順接」(原因・理由を示す内容が前にあり、結果が後ろにくる)、「逆接」(前のことがらから予想される結果とは反対の結果が後にくる)、「対比」(前のことがらと後ろのことがらを比較する)など、多くの接続詞が登場します。接続詞は前後の関係をつかむ手がかりになりますから注目すべき言葉なのですが、そのなかでも特に大切なのが逆接です。「しかし」「ところが」「でも」「けれども」のような言葉の後ろには、筆者の意見が述べられている確率が非常に高いです。論説文では必ず筆者の意見を問われます。
逆接の言葉の後に筆者の主張がある可能性あり!です。
【Check Level 2】否定表現に注目!
「~ではなく」など、否定表現の後ろには要注意です。「〇〇ではなく、・・・だ」というように、こういった部分もまた筆者の意見が述べられている可能性が高いです。否定表現にマークするなどして、他の部分よりも注意深く読むようにしましょう。
否定表現の後に筆者の主張の可能性あり!です。
【Check Level 3】内容を見分ける!
論説文で書かれていることは大きく分けて、①「事実」②「具体例」③「主張」の3つです。
文末表現などに注目してこれらをうまく見分けましょう。論説文では、筆者の意見を問われる問題、事実内容の正誤を問われる問題が多く出題されます。例はカッコでくくる、大切そうな語句は〇で囲む、筆者の考えには傍線を引くなどして区別し、問いを解いていく際、何を聞かれているかによって、本文のどこを見たらよいかが分かるようにしておくと、本文から該当箇所を探す時間をずいぶん減らすことができます。
事実、具体例、主張を見分けて読めば効率アップ!します。
高校入試では必ず論説文が扱われます。慣れないうちはなかなか意識できないかもしれませんが、まずは宿題のときからでも少しずつ取り入れて練習してみてください!
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