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2011.08.21|旧暦について

 夏期講習も後半になってきました。
 今年のこれまでの夏期講習の授業の中で、一番印象に残っていることは、国語の時間に「旧暦(正確には太陰太陽暦)」について何度も説明したことです。中3だけでなく、中2や中1にも話したような気がします。 
 俳句の季語を問う問題では、旧暦に対する理解が必要となります。ところが、当然ながら小中生には旧暦の知識はありません。そこで、解説することになるのですが、旧暦ではまず、1~3月が春、4~6月が夏、7~9月が秋、10~12月が冬、というこの季節の割り方を分かってもらうのにひと苦労します。現在の季節感覚と2ヶ月のズレがあるからです。
 いちばん早く生徒に理解してもらうには、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」について話すことのようです。2月の初めが「立春」、8月の初めが「立秋」だということは、だいたいの子が知っています。これが旧暦の春や秋のはじまりなんだと話してみると、うなずき始めます。これで、2ヶ月=60日のズレのうち40日ぐらいは解消されます。、ただ、2月の初めは冬まっただ中、8月の初めは夏真っ盛りですから、まだ少々違和感は残るようです。あとの20日ぐらいのズレは、「昔の人の季節の先取りですよ」ということで納得させますが、本当はもっと、暦独特の複雑な理由があるのかもしれません。
 旧暦は、現在の太陽暦のように一筋縄ではいかない暦で、必ず毎月1日は新月、3日は三日月、15日は満月で1ヶ月は30日と、お月さまと日にちは完全にリンクしていてわかりやすいけれども、何年に1回かの割合で閏月(うるうづき)があって1年が13ヶ月あったりするなど、かなりややこしい。だけどおもしろそうな暦ではあります。
 立春の前日が節分で冬の最後の日、従って旧暦の12月最後の日、つまり「大みそか」。だから節分には、鬼をはらって福を呼ぶ「豆まき」をするわけかと合点がいく。じゃあ、立春は元日なんだ、なるほど、だから年賀状に「初春のお慶びを…」なんて書くのかと、わかった気になっていると「立春が元日とは限りません」などの但し書き入っていたりします。うーん、まだまだよくわからんしろものです。
 そもそも、なぜ旧暦の話をくわしくしなければならないかというと、生徒たちが俳句の季語がてんでわからないから、ではありません。特に、「七夕」や「天の川(河)」を夏の季語にして答え合わせすると、秋の季語になっていて戸惑うからです。七夕は、明らかに夏の行事ですもの。7月7日とはっきり日付まで確定していますし。ところが、実際は前述のごとく、7月は括りとしては秋、従って、七夕も天の川も星まつりも、みんな秋の季語になってしまうのです。
 旧暦の7月7日は、太陽暦では8月のお盆のころです。仙台や一宮でそのころに七夕祭りをやるのは、旧暦の暦通りにやっているだけなのかな?集客のために、七夕をお盆の時期に無理に合わせているとのだろうと思っていた私は、それに気づいたとき、少し恥ずかしい思いをしました。ただ、本当のところは知りません。どなたか教えてください。
 ただ、太陽暦になってからできた新しい季語は、現在の季節感覚および今の季節割の仕方に従うそうで、ほぼ立秋を過ぎて行われる「高校野球」と「甲子園」は、もちろん「夏」の季語です。

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