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2024.09.28|没頭する力

こんにちは。

光の泉北校校長の松永です。

 

今回は、最近読んだ本から、葛飾北斎のエピソードを紹介します。

 

北斎は江戸時代に活躍した浮世絵師で、画集「富嶽三十六景」が有名ですね。

 

その富嶽三十六景のひとつ「神奈川沖浪裏」は、新しく発行された千円札にも載っています。

 

 

 

 

北斎は88歳で生涯を終えるまでに、なんと93回も引っ越しをしています。一日3回引っ越した日もあるそうです。

 

ではなぜ北斎はそんなに引っ越しを繰り返したのか・・・

 

その理由は、掃除が面倒だからです。

 

 

 

 

 

北斎の頭には絵を描くことしかなく、部屋の掃除など一切せず、その部屋が汚くなったら引っ越しをしたそうです。ちなみに料理も一切せず、食事は出前をとったり、自分で買ってきたものを食べたりしていました。食事の際に出たごみはそのまま放置していました。

北斎にとっては掃除よりも引っ越しをするほうが楽だったようです。

 

なんとも豪快というか、常識でははかれない性格だったようですが、絵に没頭する力には驚かされます。実際に北斎の作品は現存するだけで三万点以上あります。すごい創造意欲ですよね。

 

また、北斎は海外での評価も高く、アメリカの雑誌の企画「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」に、日本人としてただ一人ランクインしました。

 

ちなみに、現代の日本で「好きなことに没頭している人」と聞かれて、私が思い浮かべるのは棋士の藤井聡太竜王・名人とメジャーリーガーの大谷翔平選手ですが、北斎のエピソードから、傑出した結果を残せる人の共通点の一つに、「没頭すること」があるのではないかと感じました。

 

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