こんにちは。

光の泉北校校長の松永です。

先週、中１社会の授業をしているときに印象的な出来事がありました。

■Ａ君の質問

鎌倉時代の産業や生活についての学習しているときでした。

「定期市の開催日数の増加がなぜ宋銭の使用につながるのか？」とA君が質問しました。

［定期市の様子］

問題集には「定期市の開催日数の増加→宋銭が使われる」としか書かれていなかったので、「定期市の開催日数の増加」と「宋銭の使用」が結びつかなかったようです。

なかなかいい質問だなと思いながらＡ君に説明しました。

■集団塾のメリット

私は以下のように説明しました。

①　鎌倉時代から農業や商業が発達し、生産物の量が増加した。

②　余った生産物を交換する場として定期市が開かれるようになった。

③　定期市の開催日が増え、取引量が増えるにつれて、物々交換より便利な貨幣への需要が高まった。

④　当時の日本は、貨幣を作っておらず、宋銭を輸入して使用していた。

Ａ君の質問でしたが、他の塾生も気になったようで、結局クラス全体に説明するような形になりました。Ａ君はもとより、他の生徒の理解も深まったのではないかと思います。

他の子の質問をきっかけに、自分の理解を深めることができる！

集団塾、一斉指導のメリットを再確認した瞬間でした。
 
 

そして、「ただ点数や順位を競い合うだけではない仲間がいる」環境は、『光の泉』の良さの一つだなと実感しました。

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