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2022.08.26|難問に備える

こんにちは。鎌田です。

 

今回は、算数の定番である「図形の面積」を題材にお話していきます。

 

三角形や平行四辺形の面積の求め方を小学5年生で学習しますが、学習をすすめていくと、公式に当てはめて計算するだけではなくなります。たとえば、次のような図の場合、慣れないうちは、「どこが底辺で、どこが高さなのか」を瞬時に判断するのが難しいようです。

 

「底辺×高さ÷2」を覚えているだけではダメで、「底辺と高さが垂直の関係にある」ということをいつも意識できるようにならないといけません。「垂直の関係」を意識してどんどん問題を解き、その部分をすばやく見つける力を身につけましょう。

 

しかし、それだけでは十分とは言えません。テストで他の人と差がつくような問題は、面積を求める公式を使えるように図形を切り分ける必要がある場合がほとんどだからです。

 

(例)色のついた部分の面積を求めよう。

このままでは面積を求める公式は使えません。この問題を解くには、次のように2つの三角形に分けて考えなければいけません

 

 

「垂直」に注目すれば、「(左)底辺7cm、高さ12cmの三角形」と「(右)底辺4cm、高さ15cmの三角形」に分けられます。あとは、「底辺×高さ÷2」の公式を使って面積を求めればOKです。慣れないうちは気づきにくいですが、演習を繰り返すことで、公式が使える状態に速く図形を切り分けられるようになります。

 

今回は小5算数の週テスト問題を例に挙げましたが、中学生になると、「辺の長さの比を利用するもの」や「図形を変形させるもの」など、より複雑な問題が出てきます。そして当然、さまざまな角度から問題を見ていくことが要求されます。

 

けれども安心してください。光の泉小学部では、算数のテストを毎週おこない、早めに基本を定着させ、難問に対応できる応用力を養成しています。小学生のうち、つまり問題がまだシンプルなうちに解き方を一つずつしっかり覚えるくらいの演習を繰り返し、近い将来にしっかり備えています!

 

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