こんにちは。講師の近藤です。
入試に限らず、物語文では登場人物の心情を問う問題が多く出されます。作者が読み手に気持ちが伝わるように描写した部分、本文中に示されたその手がかりに注目するわけですが、どんなことに気をつければよいでしょうか?
【Check Level 1】
~心情がハッキリわかる直接的表現を見つける~
「安心した」「悲しかった」「楽しい気分になれた」、・・・読み進めるなか、このような言葉にチェックを入れていき、どこに心情が表れているかを確認しましょう。そのとき、「胸をなでおろした」「気を落とした」などの慣用句にも注目できるとよいでしょう。
【Check Level 2】
~表情・態度・言動から分かる間接的表現を見つける~
「目が輝いていた」「いつもより足取りが重かった」などを見つけ、「+(プラス)」「-(マイナス)」のどちらの心情で、どんな気持ちでいるのかを考えてみましょう。ただし、「静かに目を閉じた」「涙があふれた」など、いろいろな心情が考えられる表現には注意が必要です。
【Check Level 3】
~心情を象徴しているものや情景描写から心情を考える~
たとえば、天候を意識することも大切です。「天気」と「心情」がマッチしている場合が多いからです。
・「空は澄み渡り、雲一つなかった。」→ポジティブな印象。登場人物の心情はプラスの方向へ(うれしい、楽しい、喜びなど)。
・「あたりが暗くなり、雨が降り始めた。」→ネガティブな印象。登場人物の心情はマイナスの方向へ(悲しい、辛いなど)。
光の泉では、小学生のうちから発展問題にもチャレンジしていきます。ただ、やみくもに難しい問題に取り組めばよいというわけではなく、長く難解な文章を読んでいくときにこそ、今回紹介したような基本的で地道な準備が必要です。しかも心情を表す言葉をしっかり拾えるようになっていくなかで、自分の心情を表現する力(=作文能力)も上がっていくことでしょう。
とはいえ、こういった学習を子ども一人だけで完結させていくのはなかなか難しく大変です。ですから学習塾『光の泉』の「国語」がしっかりサポートしてまいります。
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